2024年10月、私はTOEICの勉強を始めました。
当時のスコアはまだ分かりませんでしたが、英語が得意だったわけではありません。10年ほど前に取得した自己ベストは620点。それ以前も500点台を取ることが多く、自分の中では「英語はずっと苦手なまま」という感覚がありました。
そんな私がTOEICの勉強を始め、約1年後に725点を取得しました。
この記事では、500点台から700点台までスコアを上げる過程で、実際にどんな勉強をしたのか、どのようにスコアが変化したのかを記録しておきたいと思います。
なお、この記事で紹介するのは、あくまで私自身の学習記録です。「この方法なら必ずTOEICのスコアが上がる」という趣旨ではありません。
TOEICを始めたきっかけ
TOEICの勉強を始めるきっかけになった出来事があります。
学生時代の友人に、TOEICで900点を取得した人がいました。その友人から英語についてバカにされたことがあり、正直かなり腹が立ちました。
ただ、そこで終わるのではなく、「この感情を学習に利用しない手はない」と考えました。
もともと英語は自分の中で克服できていないものの一つでした。そこで、これを機会にもう一度英語に挑戦してみることにしました。
もう一つの理由は、育休中に感じていた不安です。
仕事から離れて育児に専念する一方で、「このまま自己成長が止まってしまうのではないか」という感覚がありました。
そこで、育休中の時間を使って、自分が以前から克服できていなかった英語に取り組むことにしました。
まずは自分の実力を知るためにTOEICを受験
2024年10月に学習を開始し、まずは現在の実力を知るために、できるだけ早いタイミングでTOEICを受験しました。
その結果は520点。
内訳は、リスニング265点、リーディング255点でした。
| 受験日 | L | R | T |
|---|---|---|---|
| 2024年11月17日 | 265 | 255 | 520 |
10年ほど前の自己ベストは620点でした。それ以前も500点台だったので、520点という結果を見て、「10年前から英語力がほとんど変わっていないのではないか」と感じました。
ここから本格的なTOEIC学習を始めることになります。
教材は公式問題集だけ
私が基本的に使用した教材は、TOEICの公式問題集だけです。
理由はシンプルで、TOEIC対策としては、実際の試験を作成しているETSの問題に勝るものはないと考えたからです。
世の中にはTOEIC対策用の問題集がたくさんありますが、私は第三者が作った問題集をわざわざ使うメリットをあまり感じませんでした。
そのため、教材を増やすのではなく、公式問題集を繰り返し使って学習することにしました。
公式問題集をどう使ったか
公式問題集では、単に問題を解いて答え合わせをするだけではなく、問題を繰り返し使って英語そのものを身につけることを意識しました。
主に行ったのは以下の学習です。
- オーバーラッピング
- リピーティング
- シャドーイング
- ディクテーション
- 暗唱
- 録音による確認
すべてのPARTですべての学習を行ったわけではありませんが、学習したPARTについては、これらを組み合わせて取り組みました。
特に音声を使った学習では、自分の声を録音して確認することも行いました。
自分では正しく発音しているつもりでも、録音して聞いてみると、うまく発音できていない部分や、十分に音を出せていない部分に気づくことがあります。
こうした確認を繰り返しながら、公式問題集の英文を繰り返し練習しました。
学習時間は一定ではなかった
社会人として生活しながらの学習だったため、勉強時間は時期によってかなり違いました。
1回目の育休中は、机に向かって1日2時間程度。
育休から復帰した後は、机に向かう時間が1日1時間程度になり、さらに朝の通勤電車の中で1時間程度勉強していました。
その後、2回目の育休に入る前には、業務の多忙化、風邪、育児負担の増加などが重なり、学習がいったん止まりました。
2回目の育休に入ってから再び学習を開始しましたが、机に向かう時間は1日1時間程度でした。
つまり、ずっと一定のペースで勉強できていたわけではありません。
学習日数を記録してみた
学習日数については記録を残していました。
| 時期 | 月間学習日 | 累積学習日 | 主な学習対象 |
|---|---|---|---|
| 2024年11月 | 21日 | 21日 | TEST1 PART3 |
| 2024年12月 | 22日 | 43日 | TEST1 PART3 |
| 2025年1月 | 14日 | 57日 | TEST1 PART3・4 |
| 2025年2月 | 24日 | 81日 | TEST1 PART3・4 |
| 2025年3月 | 19日 | 100日 | TEST1 PART1・2・3 |
| 2025年4月 | 14日 | 114日 | TEST1 PART3 |
| 2025年5月 | 3日 | 117日 | TEST1 PART3・7 |
| 2025年6月 | 14日 | 131日 | TEST1 PART7 |
| 2025年7月 | 5日 | 136日 | TEST1 PART7 |
| 2025年8月 | 11日 | 147日 | TEST1 PART3・4・7 |
| 2025年9月 | 29日 | 176日 | TEST1 PART3・4・7、TEST2 PART3 |
| 2025年10月 | 31日 | 207日 | TEST1 PART3・4、TEST2 PART3 |
| 2025年11月 | 13日 | 220日 | TEST1 PART7、TEST2 PART3・4 |
| 2025年12月 | 14日 | 234日 | TEST2 PART4 |
この記録を見ると、月によって学習日数にはかなりばらつきがあります。
特に2025年7月は5日しか勉強していません。一方で、9月は29日、10月は31日と、かなり集中して勉強していた時期もあります。
「毎日欠かさず勉強して、順調にスコアが上がった」というわけではありません。
TOEICのスコアはどう変化したか
私のTOEICスコアは、次のように推移しました。
| 受験日 | L | R | T |
|---|---|---|---|
| 2024年11月17日 | 265 | 255 | 520 |
| 2025年2月16日 | 350 | 290 | 640 |
| 2025年5月18日 | 340 | 260 | 600 |
| 2025年8月24日 | 335 | 330 | 665 |
| 2025年11月16日 | 385 | 305 | 690 |
| 2025年12月2日 | 400 | 325 | 725 |
520点から725点まで、合計では205点上がりました。
ただし、スコアは一直線に上がったわけではありません。
520点から640点へ
最初の520点から、2025年2月には640点まで上がりました。
特に大きく伸びたのがリスニングです。
265点から350点になり、85点上昇しました。
この頃はTEST1のPART3・PART4を中心に学習していました。
この時期から、リスニングで英文の大意を理解できるようになってきたような感覚がありました。
640点から600点へ
ところが、その次の2025年5月の試験では600点に下がりました。
リスニングは350点から340点、リーディングは290点から260点です。
この時期は1回目の育休が終わり、復職した直後でした。
育休中と比べて学習環境が大きく変わったこともあり、スコアは一度下がることになりました。
この経験から、勉強を続けていれば毎回の試験で必ずスコアが上がるわけではない、ということを実感しました。
600点から665点へ
その後、2025年8月には665点まで上がりました。
このときはリーディングが260点から330点へ、70点上昇しています。
この時期はTEST1のPART7を中心に学習していました。
一方、リスニングは340点から335点と、ほぼ横ばいでした。
665点から725点へ
その後も690点、725点とスコアを伸ばすことができました。
2025年12月2日の試験では、
- リスニング:400点
- リーディング:325点
- トータル:725点
となりました。
520点から725点までの205点アップの内訳を見ると、リスニングが135点、リーディングが70点の上昇でした。
700点を超えても、大きな手応えはなかった
600点を超えた頃には、リスニングで大意を理解できるようになってきた感覚がありました。
一方で、700点を超えたときには、正直なところ、それほど大きな手応えはありませんでした。
725点という数字だけを見ると、520点だった頃と比べてかなりスコアは上がっています。
しかし、「700点を超えた瞬間に英語が急にできるようになった」という感覚はありませんでした。
TOEICのスコアと、自分自身が感じる英語力には、必ずしも同じような変化が現れるわけではないのかもしれません。
効果があったと感じている学習
ここまでの学習を振り返ると、私は以下の学習を継続してきました。
- オーバーラッピング
- リピーティング
- シャドーイング
- ディクテーション
- 暗唱
- 録音による確認
これらの学習がどの程度スコアアップに寄与したのかを、私自身が正確に検証することはできません。
ただ、実際にこれらを繰り返す中で、英語を読む・聞くときの感覚が変わってきたことは感じています。
特に、自分の声を録音して確認する方法は、自分の弱点に気づくために役立ちました。
「自分ではできているつもりだったけれど、実際にはできていない」ということを、録音すると客観的に確認できます。
シャドーイングは「回数をこなすこと」が目的になっていた
一方で、学習方法については途中で考え方が変わったものもあります。
その一つがシャドーイングです。
以前は「シャドーイング100回」を一つのノルマにしていました。
しかし、実際にやってみると、回数をこなすこと自体が目的になってしまうことがあります。
100回やったという事実だけが残り、果たしてその100回に意味があったのか分からない。
そこで、次第に「ただ惰性でシャドーイングを繰り返すのはどうなのだろう」と考えるようになりました。
勉強では、回数や時間を記録することも大切ですが、それだけを目標にすると、いつの間にか「勉強したこと」そのものが目的になってしまうことがあります。
これは、725点まで勉強してきた中で、自分なりに感じた反省点の一つです。
まとめ
私は2024年10月にTOEICの勉強を始め、最初の試験では520点でした。
そこから公式問題集を中心に学習を続け、途中で600点までスコアが下がった時期もありましたが、2025年12月には725点まで上げることができました。
振り返ってみると、特別な教材をたくさん使ったわけではありません。
公式問題集を使い、オーバーラッピング、リピーティング、シャドーイング、ディクテーション、暗唱、録音による確認などを繰り返してきました。
ただ、これらの学習方法のどれがスコアアップにどの程度効果があったのかを、数字で証明できるわけではありません。
また、学習期間中には仕事や育児などによって勉強ができない時期もありました。
それでも、520点から725点までスコアを上げることができたことは、自分にとって一つの成果でした。
ただし、私の目標は725点ではありません。
次の目標はTOEIC900点です。
ここから先は、700点台から900点を目指す学習記録として、引き続きこのブログに残していきたいと思います。
