赤ちゃんとの温泉旅行で学んだ“疲れるだけの旅”を避けるコツ

はじめに:赤ちゃんとの旅行、理想と現実のギャップ

育休中、「赤ちゃんとの思い出作りに旅行をしたい」と考える方は多いと思います。私自身、生後6か月の赤ちゃんと両親を連れて、1泊2日の温泉旅行に出かけました。

しかし、実際には「行ってよかった」と素直に言えない旅に…。この体験から学んだのは、赤ちゃん連れ旅行は「タイミング」「準備」「気持ちの持ち方」がすべてだということ。

この記事では、私たち家族の失敗談と、これから旅行を検討している方への具体的なアドバイスをお伝えします。


移動中の授乳問題は「出発時間」で回避できる

生後6か月の赤ちゃんは、まだ腰が座っておらず、授乳は3時間おき。移動は車で1時間ほどでしたが、途中で授乳が必要になり、旅程は早々に崩れました。

🔍 教訓:出発は授乳直後がベスト。ルート上の授乳室も事前確認を。
授乳中はチャイルドシートから降ろさざるを得ないため、我が家では車を停止する必要があります。出発タイミングは「授乳直後」に設定し、途中で立ち寄るサービスエリアには授乳室の有無を事前にチェックしておくと安心です。


「ベビープラン」付きの旅館が精神的に楽だけど、旅館の格は気にするべき。

🔍 教訓:旅館選びは「ベビープラン」があるかを確認。
おむつや粉ミルクのサービス内容に期待するというより、「赤ちゃん連れを歓迎する体制かどうか」が重要です。ベビープランがある旅館は、設備やスタッフ対応も子連れに配慮されている傾向が高く、安心して滞在できます。


貸切風呂でも「外れ」を引いた。旅館の格は大事かも。

私たちは「赤ちゃん連れでも安心できそう」と思い、貸切風呂を予約しました。しかし、実際に利用してみると、薄暗かったり、外からの視線が気になったり、湯温が赤ちゃんには高めだったりと、予想外の困りごとが続出。時間制限のある中でバタバタと入浴することになり、ゆったりとくつろぐ余裕はありませんでした。旅行サイトに載っている写真では分からず、実際の貸切風呂がくつろげる空間とは限りません。外れを引かないために、旅館のランクを上げるのも対策の一つになるかもと、この失敗を通して思いました。安かろう悪かろうです。

本来であれば、赤ちゃんの服を着せてから自分たちの服を着ればよいのですが、外からの視線が気になるため、まず自分たちが服を着ることを優先したがために、ベビーバスに入れた赤ちゃんから10秒程度目を離してしまいました。その間に、赤ちゃんが沈み口が湯に浸かりました。その瞬間に気づけたものの、ヒヤッとしました。初めての赤ちゃん連れの旅行、初めての赤ちゃん連れの旅館のお風呂と、余裕がなかったと思います。だからこそ赤ちゃんと旅行するならば、ゆったりくつろげる、気持ちに余裕が持てる快適な旅館を選ぶべきだと思いました。

🔍 教訓:風呂の「安全性」「視線対策」「温度調整可能か」を要確認。
旅行サイトの写真だけでなく、口コミ(特に悪いレビュー)に目を通しましょう。安全面の配慮がされていない貸切風呂は、赤ちゃん連れにとって大きなストレスになります。


両親との同行は“余裕がある時期”に

せっかくなので両親にも孫との時間を楽しんでもらいたいと思い、同行してもらいました。しかし、

  • 授乳やオムツ替えのタイミングに振り回される
  • 常に周囲に気を配る必要がある
  • 会話も食事もゆっくりできない

と、結果的に「気疲れ」が大きく、「旅行に行って疲れただけ」という印象が残りました。

🔍 教訓:家族との旅行は「気を使える余裕ができてから」でも遅くない。


赤ちゃんの体力と予定のバランスは“空白が多め”でちょうどいい

事前に旅館周辺の観光地を調べていましたが、実際にはほとんど回れず、旅館周辺を散歩した程度でした。

🔍 教訓:「予定を詰め込まない旅程」こそが、赤ちゃん連れの基本。
赤ちゃんの体力や気分に大きく左右されるため、予定は最低限+α程度に抑えるのがおすすめです。


実際の感想:「生後6か月で旅行は、まだ早かったかも」

振り返ってみると、赤ちゃんの腰が座っていない時期の旅行はとても大変でした。チャイルドシートでも抱っこでも不安定で、常に注意を向けていないといけません。

🔍 教訓:「行かない」選択肢も、前向きな育児の一部。
「赤ちゃんに何かしてあげたい」という気持ちは素晴らしいですが、無理をして旅行に行く必要はありません。少し時間が経ってからでも、思い出作りは遅くありません。


まとめ:赤ちゃんとの旅行で疲弊しないために

赤ちゃんとの旅行を「いい思い出」にするには、以下のポイントが欠かせません。

✅ 授乳・オムツ替えのタイミングと場所を事前に計画
✅ 出発は授乳直後に。移動中の授乳リスクを最小限に
✅ 旅館は「ベビープラン」があるかを基準に選ぶ
✅ スケジュールは空白多めで「詰め込みすぎない」
✅ 「行かない」という選択も前向きに検討


おわりに:何もしない時間も、大切な育児の一部

育休中は、赤ちゃんと過ごすかけがえのない時間です。何かしなければ、と思って旅行を計画する方もいると思います。でも、無理をしないことも立派な育児です。

この記事が、「赤ちゃん連れ旅行ってどうなんだろう?」と考えている方の判断材料になれば幸いです。

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