育休中のお金に不安を感じたことはありませんか? 育休取得前にFP3級の勉強していたことで、将来の家計管理や人生設計に役立つ知識を身につけることができていました。私は準備期間3週間、無料の過去問対策のみで、90%の正答率でFP3級に合格しました。この記事では、育休前にFP3級を取得した私の体験をもとに、勉強方法やそのメリットを詳しく紹介します。
育休前にFP3級を取得する意義
育休を取得する際、収入の減少や復帰後のキャリアに対する不安を感じる方も多いでしょう。 私はFP3級の勉強を通じて、家計管理や保険、税金、年金などの知識を得ることで、将来の見通しが立てやすくなり、不安を軽減することができました。 特に、ライフプランニング表を自分で作成できるようになったことで、育休中の収入減少だけでなく、「育休復帰後に収入が減ったとしても家族が健全に生活できるか」を検証することができたのは私にとっては良かったです。
FP3級の勉強方法とスケジュール
私が実践した勉強方法をSTEP1~STEP6にまとめました。
STEP1:試験内容の把握(試験3週間前の日曜)
まず、試験の概要を把握するために、日本FP協会の公式サイトで試験要綱を確認しました。 試験は、学科試験(60問、120分)と実技試験(20問、60分)で構成されており、いずれもマークシート方式です。
STEP2:学科試験の過去問を1回分一通り解く(試験3週間前の日曜)
先に、学科試験の対策からとりかかりました。難しい学科試験対策を実施しておけば、仮に実技試験対策の勉強時間を十分確保できなかったとしても、実技試験もある程度点を取れることが期待できるからです。
対策には、FP3級ドットコムの過去問道場(Eメールアドレスを登録すれば無料)を利用し、直近の試験問題を解いて、まずは以下2つを把握しました。
- どんなふうに問題が出るのか?どんなふうに選択肢が用意されているのか?
- 自分の正解率が低い分野はどれか?つまり、どの分野から対策をすればよいのか?
過去問を実際に解けば分かりますが、正解できるかどうかは知識として知っているかどうかでほぼ決まります。つまり、知らない知識を問われている問題に対しては、いくら考えても分からないので、その場合は適当に解答してOKです。
学科試験は全部で60問なので、1問1分程度で解答していけば、約1時間で解き終わります。分からない問題に時間をかける必要はありません。
STEP3:学科試験の最も正答率が低かった分野から対策(試験3週間前の日曜〜1週間前の金曜)
まず、最も正答率が低かった分野のみ過去問を解きまくりました。この時、1問ごとに正解/不正解に関わらず、全ての解説を読むようにしました。そして、繰り返し解いて知識を定着させました。
例えば、朝の通勤電車の中で30問解いたとします。その日の帰りの電車では、間違えた問題のみ再度解きます。そしてその後、朝解いた問題を通して解きます。このように同じ所を繰り返し解いて、記憶に定着させました。
STEP4:学科試験の苦手なところをノートにメモする(試験1週間前の土曜)
学科試験の過去問を2週間かけて全分野取り組んだことで、自分がよく間違える問題が分かったので、それをノートに書き出しました。あくまでも頭の中を整理することが目的なのでメモ書きレベルです。
STEP5:実技試験の過去問を1回分一通り解く(試験1週間前の土曜〜前日)
STEP2の時と同じ要領で実技試験の過去問を1回分一通り解きました。実技試験は全部で20問なので、1問1分強程度で回答していけば、約30分で解き終わります。学科試験の勉強をしていれば解ける問題が何問かあると思います。解けなかった問題も現時点では気にする必要はありません。
学科試験の対策と同様、最も正答率が低かった分野から順番に過去問を解きまくりました。学科試験の対策と同様、1問ごとに正解/不正解に関わらず、全ての解説を読むようにしました。そして、繰り返して解いて知識を定着させました。
実際にやってみると分かりますが、学科試験対策に比べ負荷が低いと思います。
STEP6:学科試験でよく間違える問題も解くようにする(試験1週間前の土曜〜前日)
週の前半は実技試験対策が中心ですが、試験日が近づくにつれて学科試験も復習するようにしました。
このとき、STEP4でノートに書き出したメモにも目を通すようにしました。
まとめ
FP3級の勉強をすることで、将来の家計管理や人生設計に役立つ知識を身につけることができます。 また、資格取得は自信にもつながり、育休中や将来の不安を軽減する手助けとなるかもしれません。 これから育休を取得する予定の方や、育休中に何か新しいことに挑戦したいと考えている方は、ぜひFP3級の勉強を検討してみてはいかがでしょうか。
私は、STEP1〜STEP6を3週間かけて実施して、FP3級の学科試験/実技試験ともに正答率90%でした。試験の合格ラインは60%です。この方法がFP3級の試験対策の参考になれば嬉しいです。