【AGA治療のリアル体験談】育休中も続けた10年以上の経過と費用、感じた変化を本音で語ります

抜け毛が増えた実感はなかったものの、ある日ふと頭頂部をスマホで撮影してみたところ、はっきりと頭皮が写っていて、かなりショックを受けたのを覚えています。

「このままではマズい」と焦った私でしたが、街中には薄毛の人がたくさんいる現実から、「市販の育毛剤では効果が出にくいのかもしれない」と、直感的に感じていました。その一方で、抜け毛は病院で治療できるということを何かで知り、うっすら知識として持っていました。そこで、ネットで調べ、AGA治療と言う言葉を知り、実際にAGA治療専門のクリニックへの通院を始めました。

この記事では、私が10年以上の長期にわたって続けてきたAGA(男性型脱毛症)治療の経過、実際にかかった費用、そして体感した変化について、本音でお話しします。

通院時の様子や、具体的な治療内容や費用のこと、この記事が、かつての私と同じようにAGAで悩んでいる方、特に長期的な治療を検討している方の参考になれば幸いです。

※この記事はあくまでも私の個人的な体験に基づくものであり、治療効果を保証するものではありません。医療に関する判断は、医師との相談のうえで行ってください。本記事にはアフィリエイトリンクは含まれておりません。

【来院の流れ】受付から診察・会計までの全体像

私がAGA治療のクリニックの通院を始めたのは10年以上前ですが、当時も今も場所もシステムも変わっていません。私が通院しているAGA治療専門クリニックの体験談を紹介します。

目立たない立地で通いやすい!クリニックの場所の印象

私が通院しているクリニックは雑居ビルの高層階のワンフロアにテナントとして入っています。商業用のビルではないため、他の階は会社のオフィスが入っており、ビルの前を通る人たちは、そのビルの中にクリニックが入っていることには気づかないんじゃないかと思います。つまり、あえてクリニックは目立たないところに開院している印象です。

プライバシー重視の受付対応とは?

私が通うクリニックは、患者のプライバシーへの配慮が徹底されています。

完全予約制で、受付で診察券を提示すると、呼び出し番号を渡されます。その後の処置室や診察室への呼び出しや会計時の呼び出しで名前を呼ばれたことは過去に一度もありません。渡された番号で呼ばれます。名前で呼ばれるのは、処置室と診察室の中のみです。つまり、他の患者に名前を知られることがないため、安心して通うことができています。なお、受付のスタッフは20代~30代くらいの女性です。私が通院しているクリニックでは男性の受付スタッフを見たことはありません。

待合室の様子と来院者の特徴|混雑を避けるなら平日?

受付を済ませたら、クリニックの奥の待合室へ。

10年以上通っていて興味深く感じるのが、待合室の光景です。 AGA専門クリニックにも関わらず、待合室で待っている人の中に、いわゆる「頭髪が薄い」と明らかに分かる人はあまり見かけません。これは通院のタイミングや個々の治療状況によるのかもしれません。あくまでも個人的な印象です。また、子連れで来院しているお父さんを見かけたこともありました。

私は平日勤務のため普段は土日に通院し、育休期間中のみ平日に通院しましたが、やはり平日の方が待合室にいる患者の数は少なかったです。知人に遭遇する可能性を下げたいのであれば平日通院がおすすめかもしれません。

写真撮影・血圧測定など処置室での流れ

看護師に番号で呼ばれたら処置室へ入ります。処置室内で、本名を確認されます。そして、看護師に血圧を測定してもらい、その後デジカメで頭髪の写真を3パターン撮影します。この写真は、その後に控える診察で確認することができます。初めての頭髪撮影時、私は屈辱的な感情が溢れましたが、通院数回で慣れました。看護師も慣れており手際よくやってくれます。ちなみに看護師は男性の時もあれば女性の時もあります。年齢も20代~50代くらいと思われます。私の初めての撮影時は、女性看護師だったと思います。だからか、気持ち的にきつかったのかもしれません。

なお、年に一度の採血をする場合も、この処置室で行うのですが、タイミングよく健康診断等で採血をしていれば、その結果を持参することで採血不要とすることもできます。

その後、医師による診察へと移ります。

診察は毎回早くて5分・医師は毎回変わる?実際の様子

医師に直接番号で呼ばれ、診察室に入ります。診察室は複数あり、その時々で空いている診察室へ案内されているように思います。毎回同じ医師に診察してもらうわけではありません。これまで、20代くらいから50代くらいの、様々な年代の医師に診てもらいました。男性医師の時もあれば、女性医師の時もあります。

診察は毎回非常にシンプルで、所要時間は早ければ5分ほど。診察の流れが分かってくると、通院の負担も少なく感じるようになりました。

  1. 当日撮影した頭髪写真と、過去の写真をモニターで比較
  2. 医師による頭皮及び毛髪の目視確認
  3. 「何か変わったことはないですか?」といった簡単な問診

過去の写真と比較しながら診察が行われており、診察のタイミングで処方する薬の種類を必要に応じて調整されている印象を受けました。

診察してくれたある医師から「治療については自身も経験がある」と聞き、治療への信頼が深まったのを覚えています。(※治療効果には個人差があります)

薬の受け取り方・会計方法とプライバシー配慮

診察後に会計の準備が整うと受付スタッフに番号で呼ばれます。そこで、診察時に医師から告げられた薬の処方を確認させられ、問題なければ会計をして、薬を受取ります。支払いについては、通院当初からクレジットカード決済が可能で、まとまった現金を毎回用意する必要がなくスムーズです。また、薬についても透明ではない厚みのあるビニール袋に入れてくれます。

初期治療は飲み薬+塗り薬!処方された内容とは?

最初の診察で処方されたのは、飲み薬3種類と塗り薬の1種類。飲み薬は「フィナステリド」、「ミノキシジル」、「亜鉛」がそれぞれ主成分でした。塗り薬は「ミノキシジル」が主成分で、市販の育毛剤のように独特の臭いがあったのを覚えています。(※医薬品の使用は医師と相談のうえで行ってください)

医師の指示通り、通院開始当初は毎日欠かさず薬を飲み、頭皮に薬を塗る日々。最初のうちは、本当に効果があるのか不安な気持ちもありましたが、とにかく信じて続けることにしました。

費用が高い?医師と相談して治療費を抑えた体験談

AGA治療は自由診療のため、健康保険は適用外です。つまり、すべて自己負担で、費用は決して安くはありません。私の通うクリニックでは、診察と飲み薬の処方を合わせて1回の会計が約3万円。塗り薬が追加されると追加で約5千円かかります。これを続けるとなると、経済的な負担は決して軽くはありません。

治療を始めてしばらく経った頃、私は正直に医師へ相談しました。 「継続しているうちに、抜け毛が減ったように感じることもありましたが、もう少し経済的な負担を減らして治療を続けることはできませんか?」

すると医師は、私の状況を理解してくださり、塗り薬の使用をやめ、飲み薬のみで治療を継続するプランを提案してくれました。ありがたいことに、診察と飲み薬の処方を合わせた費用は治療開始当初から現在まで変わっていません

ちなみに、飲み薬の処方内容は少しずつ変化がありました。主成分は変わりませんが、体の状態や治療の経過に合わせて、ミノキシジルやフィナステリドの含有量が増えるといった調整が行われました。それでも費用が変わらなかったのは、長期で通院する上で非常に助かりました。

また、念のために税務署へ確認したことがありますが、AGA治療は容姿の美化(美容目的)と見なされるため、医療費控除の対象外とのことでした。これは確定申告をされる方にとっては重要なポイントかと思います。

通院頻度を抑える工夫|服用ペースの調整方法

診察では、薬の服用間隔についても医師から提案を受けます。治療の効果が安定してくると、毎日服用していた薬を「2日に1回」「3日に1回」といったように、間隔を空けていく提案をされることがあります。

通院の度に処方される薬は30日分が基本です。そのため、

  • 毎日服用する場合 → 次回の通院は約1ヶ月後
  • 3日に1回服用する場合 → 次回の通院は約3ヶ月後

というように、服用間隔によって通院頻度も変わってきます。これにより、時間的・経済的な負担をコントロールしながら治療を継続することが可能です。

AGA通院履歴と治療内容の変遷

AGA治療を始めてから10年以上が経ちました。通院回数をまとめましたので、治療を検討されている方の参考になれば幸いです。

年度通院回数主な内容
1年目10回初診から半年間は毎月通院。
2年目4回
3年目3回
4年目3回
5年目4回
6年目3回
7年目3回
8年目3回
9年目4回
10年目3回
11年目3回

【まとめ】10年以上AGA治療を継続して感じた変化と教訓

10年以上の長期にわたり、決して安くはない費用を払い、私はAGA治療を継続しています。その結果どうだったのか?と聞かれれば、「個人的には、やって本当に良かった」と断言できます。

もしあの時、治療を始めずにいたら…と想像する。。。回り道をせず、速やかに治療を開始してよかったと思っています。何よりも、「抜け毛は減り、発毛し、現状を維持できている」という事実が、私にとっては一番大きな収穫でした。

AGAは進行性の病気のため、治療は、根気と費用が必要であり長期的な闘いです。しかし、正しい知識を持って専門医のもとで続ければ、その価値は十分にあると私は感じています。

この記事が、一歩を踏み出す勇気の後押しになれば、これほど嬉しいことはありません。

※この記事はあくまでも私の個人的な体験に基づくものであり、治療効果を保証するものではありません。
医療に関する判断は、医師との相談のうえで行ってください。
本記事にはアフィリエイトリンクは含まれておりません。

タイトルとURLをコピーしました