複利とは、毎年繰り返し利息が付く仕組みです。
サラリーマンがサイドFIREを達成するためには、複利の効果を利用することは必須です。
この記事では、最終的に複利を理解することを目指しています。
これを理解できれば、金の成る木を育てる感覚を得られます。
複利とは、利息が繰り返しつくこと。だから資産が加速度的に増えていく!
利息の考え方を理解すると、複利も理解できる!
1年間につく利息(利子)のことを年利と呼びます。
例えば1年間で5%の利息がつく場合、年利5%と呼びます。つまり、100万円が1年後に105万円に増えていれば、「年利5%で運用できた」と言えます。
複利で資産が加速度的に増えていく!
複利とは利息で増えた金額全体に再度利息がつくことです。
具体例で説明します。
年利5%で継続的に運用出来た場合、その複利の効果を受けた資産は以下のように計算できます。
以下に示す上のグラフは資産全体の増え方を示しています。
一方、下のグラフは上のグラフから利息の増え方を抜き出して示しています。
同じ5%の利息であっても、1年後より2年後、3年後、4年後の方が利息で得られる資産が増大していることが分かります。
これが複利の効果であり、資産が増えれば増えるほど、加速度的に資産の上昇スピードが上がるわけです。
別の見方をすれば、時間を掛ければ掛けるほど、加速度的に資産の上昇スピードが上がるわけです。
上記に挙げた式からも分かるとおり、まさに指数関数的(y=100万円✕1.05x , x=0,1,2,…)に増えていきます。
元金が多ければ、複利の効果も大きくなる!
元金100万円と1000万円で、利息の増え方を確認してみると一目瞭然ですが、元金が多ければ多いほど複利の効果(メリット)は大きくなります。
金持ちがより金持ちになっていく理由の一つにこれがあると言えます。
まさに富める者はさらに富めるわけです。
サイドFIREを目指す私たちもこの複利の効果を利用していきましょう!
積立てた場合も複利の効果を活かせる!
元金が多ければ、複利の恩恵をたくさん受けることができます。
そうは言っても、サイドFIREをこれから目指す人たちにとっては、たくさんの元金を一度に用意できない方も多いと思います。
そこで、現実的な手段として、こまめに元金を継ぎ足ししていく(積立てる)スタイルについて具体例で用いて検証してみます。
年利5%の利息がつく場合(年利5%での運用を想定する場合)、毎年100万円を積立てた時の複利の効果を踏まえて資産について計算すると以下のとおりになります。
上記の計算結果を以下のグラフに示しました。
グラフからも分かるとおり、追加で積立てた100万円に対しても複利の効果は発生します。
つまり、複利の効果を早く受けたい場合、いかに早く資産を投資に回すかがポイントになるわけです。
複利の効果は月単位でも発生する!
複利の効果は日単位、月単位でも発生します。
参考に、月単位で発生する複利の効果について検証してみます。
例えば年利5%とした場合、毎月の資産は以下の式で求まります。
* この計算をエクセル行いたい場合、セルに「=1000000*1.05^(1/12)」と入力してください。
上記で計算した結果をグラフに表すと以下のようになります。
上のグラフが資産全体の増える様子を表し、下のグラフは上のグラフから利息を抜き出して表しています。
まとめ
- 複利とは、利息が繰り返しつくこと。だから資産が加速度的に増えていく!
- 元金が増えれば増えるほど、複利による資産増加の効果は大きくなる!
- 時間を掛ければ掛けるほど、複利による資産増加の効果は大きくなる!
- 複利は積立てた資金に対しても発生する!
サイドFIREを目指す場合、投資での運用は必須です。
それは、複利で資産を加速度的に増やしていくことがサイドFIRE達成に向けて効果的であるからです。
そして、この複利の恩恵を受けるためには、いかに資金を投資に早く回せるかがポイントになります。